2011年09月26日

情報化社会の倫理について考える −現状・問題点・解決について−

情報化社会の倫理について考えていきます


・情報化社会の現状
 ・商品の流通や販売に管理など、様々な分野の場面でコンピューターが導入された=産業の情報化
 ・マスメディアなどのような、高い価値を持つ情報を扱う産業が生まれた=情報の産業化
 ・マスメディアやインターネットの発達によって、日本を始め、世界の出来事がすぐにわかるようになった=生活の情報化

 
・情報化社会になった原因
 →コンピュータやデジタルの技術が進歩したからだと言われている
 
 ※そもそも、情報化社会とは・・
  →モノよりも何かしらの情報に価値があった時に、情報を重視する社会を情報化社会と言う

  ※昔は、テレビや新聞などのメディアは、社会の中で大きな役割を果たしてきた
   →現在では、インターネットなどで、文字や音声などを組み合わせて、情報を送る人と受け取る人が情報を
    インタラクティブ対話的)に使えるような、マルチメディアの環境が整いつつあると言われている


→以上のように、技術の進歩によって、大きなネットワークが現在進行形で作られ続けている
 =このような状況は、一般的にIT革命と言われている
  
 ※IT革命によって、企業や消費者をネットワークでつないで、世界中でインターネットを使った商取引を可能にした
  例−インターネットで買い物をする、家でインターネットを使って情報を得る、電子商取引(Eコマース)を行う、など
   →中でも、企業間での電子商取引をBtoB、企業と消費者の電子商取引をBtoCと言う

 ※IT革命によって、ユビキタス社会(どこでもインターネットを使える環境のこと)が考えられるようになった
  



・情報化社会の問題点について
 →大きくは4パターンに分かれる

 @−・一度どこかでコンピュータや回線に問題が起きると、被害が拡大し、大きなレベルでのパニックが起きてしまう
   ・インターネットは匿名の部分が強く、インターネットによる犯罪や誹謗中傷、ウソの情報が流れることなどがある

 A−・パソコンが苦手な人達がいれば、パソコンとしか向き合えず、人間関係が上手にできない人もいる
    =パソコンが苦手か、パソコンだけの関係か、のように極端になってしまう可能性がある
   ・ヴァーチャル=リアリティ(仮想の現実)と現実が混ざり、社会的に良くない行動を取ることがある

 B−・デジタルの情報はコピーが簡単なので、不法なコピーが多く、知的財産権をどのように保護するかが難しい

 C−・管理社会化が進む可能性があり、自分たちが知らないところで、プライバシーが侵害されるかもしれない
    ※管理社会・・国家などによって、人々の生活の様々な部分を管理される社会のこと




・情報化社会の問題点を解決していくために行うべきこと

 ・人々のプライバシーが侵害されることのないように、個人情報保護法をしっかりすることが必要だと言われている
 
 ・管理社会を防ぐために、情報公開法を土台に、情報公開制度をしっかりしなければいけないと言われている
  ※これと同時に、早い段階で国民の「知る権利」を誕生させることが重要だと言われている

 ・情報をむやみに信用したりしないように、人々が情報を見極めて判断することが大切だと言われている
  =このような能力を情報リテラシーメディアリテラシー)という

 ・マスメディアのセンセーショナリズムを改めて考え直す必要がある
  ※センセーショナリズム・・犯罪やスキャンダルなどを、人々の感情をあおるように報道すること


ポイント
・情報化社会の現状として、産業の情報化、情報の産業化、生活の情報化などがある
・最近では、マルチメディアの環境が整いつつあり、IT革命が進行している
・情報化社会の問題点として、4つがあり、それぞれを押さえる
・情報化社会の問題の解決策として、法律の整備やリテラシー能力の向上、センセーショナリズムへの注意などがある

このあたりが今回のポイントです

posted by はげまる at 18:00| Comment(3) | 倫理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする